空気と電気でお湯を沸かすことで話題の“エコキュート”。建売住宅やテレビCMでも見かけることが多くなり、普及率は年々増加しています。そのエコキュートも2001年の発売から20年弱の月日で、機能面においてめざましい進化を遂げています。
そこで今回の記事では、エコキュートの基本情報とともに、Panasonic「エコキュート」を一例として多彩な機能面を見てみましょう。
そもそもエコキュートって何?電気代でお湯が作れるとは?
「エコキュートの名称だけは聞いたことあるけど、詳細については・・・」という方も多いかと思います。そこで、まずは簡単にエコキュートの基本情報についてご紹介します。
・エコキュートの特徴
エコキュートとは、ヒートポンプ技術を利用することにより、空気の熱でお湯を沸かす電気給湯器です。2018年6月末の時点では累計出荷数が600万台を突破しており、これからさらに普及していくことが予想されます。
エコキュートの累計出荷台数(日本冷凍空調工業会HPより)
また、エコキュートは再生可能エネルギーである空気の熱エネルギーを使用しています。そのため、高い省エネ性能に加えて、二酸化炭素排出量削減による地球温暖化対策への貢献が期待できることで注目されています。
・エコキュートの仕組み
エコキュートの給湯システムは、ヒートポンプの原理を利用しています。内部の熱交換器により空気中の熱をCO2冷媒に集め、その冷媒を圧縮器で高温にしてお湯を沸かすという仕組みです。空気に含まれている熱を上手く利用しているので、投入した電気エネルギーに対して3倍以上の熱エネルギーを生み出すこと可能となっています。
(画像引用:日本冷凍空調工業会HPより)
・エコキュートと電気温水器の違いは?
エコキュートと電気温水器の違いは、お湯の沸かし方です。エコキュートは、ヒートポンプ技術を用いて「空気と電気」によりお湯を沸かしています。一方、電気温水器は、タンクの中のヒーターが熱源となり、「電気」のみでお湯を沸かしています。
(給湯器「エコジョーズ」の例|日本ガス協会HPより)
・エコキュートは、料金プラン選びと設定が大切!
エコキュートを使う場合は、ご家庭のお湯の使用状況に合った最適な料金プランと設定により、電気代を大きく節約ができます。
料金プランとしては、日中電力に比べて約1/2安くなる夜間電力が適用されるプランがおすすめです。夜間電力が適用されるプランは複数あるので、ご家庭に合ったプランをお選びいただけます。