寒さが厳しい冬の季節になると、帰宅後は温かいお風呂で身体を温めつつリラックスしたいですよね。日頃のバスタイムのリラックス効果を高めようと使用されるのが、入浴剤です。日々頑張ったご褒美や、ちょっとしたプレゼントにも入浴剤は嬉しいものです。
しかし入浴剤の注意書きを見ると、「追い炊き不可」など、たくさんの注意点が書いていることがあります。安易に使ってよいものかどうか不安になりますよね。
そこで今回は入浴剤の使用について、住宅設備メーカーと入浴剤メーカーの見解を調査したので、ご紹介いたします。
住宅設備メーカーの代表として、大手であるLIXILの見解を調査しました。結論から先にお伝えすると、入浴剤は「使用可能」とのことです。
ただし、以下の注意点を守らないと、浴槽や床、カウンターなどが着色・変色したり、パッキンや目知財を傷めて水漏れを引き起こしたりする可能性があるようです。
・浴槽の底が見えるぐらいの透明感がある入浴剤を使用すること。
・溶け残りが出ないように充分かき混ぜること。
・入浴剤使用中は、追い炊きやジェットバスの運転はNG(機器内部が傷む可能性があるため)
・入浴剤を使用したお湯は放置せず、入浴後は速やかに洗い流すこと。
・硫黄系、酸系(炭酸など)、アルカリ系、オイル・アルコールを含む入浴剤は使用しないこと。
これらの注意点を考慮すると、いわゆる“にごり系”や“炭酸系”で人気の入浴剤を使用することを、住宅設備メーカーはあまりおすすめしていないことになります。
(LIXIL Q&Aサイトより)
それでは次に、入浴剤メーカーの代表としてバスクリンの見解を見てみましょう。
結論としては、「一般で使用されている材質(ホーロー、ステンレス、ポリ、FRP、アルミ、銅、人工大理石)の浴槽・風呂釜において、入浴剤を使用しても特に問題はない」という見解です。
バスクリンで扱っている入浴剤はほぼ全てが中性なので、浴槽や風呂釜を傷める心配はないようです。ごく一部に弱酸性・弱アルカリ性の商品もありますが、これらも同様に傷める心配はないとのことです。
(バスクリン|お客様サポートサイトより)