水道管には必ず保温材を付けて凍結を防止しましょう!
皆さんこんにちは、宮城県仙台市を中心にエアコン・空調工事、水まわりのリフォームやガス工事を行なっている株式会社菜花空調です。
宮城県ではまだまだ寒い日が続き、寒波の影響から水道管の凍結や破裂が相次いでいます。給湯器の配管凍結に関する相談が多く寄せられているため、今回は水道管が凍結する原因と防止する方法をご紹介したいと思います。
■水道管が凍結、破裂する原因
水道管は、-4℃以下の気温になると凍結しやすいといわれています。風が強い日になると、-1℃でも凍結する場合があります。気温以外に、水道管の設置場所でも凍結のしやすさが異なります。日当たりが悪い、風当たりが強い、水道管がむき出しで外にあるなどの条件が揃うと、凍結しやすくなります。
今まで凍結したことがない場合も、油断は禁物です。
■水道管の凍結、破裂を防ぐ方法
まずは保温材を付けることが大切です。保温材には、コルク、毛、軟質繊維板、発泡プラスチックなどの有機質系と、天然鉱物などの無機質系があります。保温材を付けた上から保温チューブや凍結防止帯を巻くことで、凍結を予防できます。
・保温チューブの巻き方
保温チューブは、吸水性、断熱性、柔軟性、耐薬品性などの特長を生かした配管保温保冷剤で、水道用の給水管の凍結防止に適しています。ポリエチレンフォーム、硬質ウレタンフォーム、ブタンなどの種類があります。
保温チューブの中には、ワンタッチ型のチューブがあり、チューブとチューブのつなぎ目をビニールテープで巻くだけの簡単な作業で完了します。配管のサイズに合ったチューブで巻きましょう。
・凍結防止帯の巻き方
凍結防止帯は配管に巻くヒーターで、配管自体に巻いた上から保温材や保温チューブを巻いて凍結を防止します。耐熱性があるため、熱湯の配管にも使えます。水道管の温度が約3℃に下がると自動的に通電し、温度が約10℃になると自動的に停止する仕組みで、電気代を無駄に使うことがありません。
取り付け方は、まず配管に沿わせて結束バンドで固定し、サーモスタットを配管に密着させます。次に保温テープをテープ幅の2分の1が重なる程度に下から上へ巻いていき、その上から保温材や保温チューブを巻き、コンセントにつなげるだけです。
水道管が凍結して破裂した場合、給湯器の買い替えが必要になることもあります。コスト面を考えた場合、まず保温材などで予防することが大切です。それでも凍結した場合は、専門業者へ依頼する必要があります。菜花空調では、水道管の保温対策のご相談を随時承っています。ぜひ一度、お気軽にご相談ください。